マリー・キュリー〈1〉

マリー・キュリー〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 401,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622036708
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1023

出版社内容情報

初公開の資料を駆使し、時代を生きるヒロインの鮮烈な姿をえがく。偉大な物理学者の新しい伝記。全2巻。

「スーザン・クインの伝記の圧巻…。こぎれいな「偉人伝」ではない。意地と失意と恋愛と破局、社会からの拒絶とそこからの復活と、ともかく精一杯、自己を信じて駆け抜けていった女性の傷だらけの人生…。本書は、「神話」的キュリー夫人像をうち砕いたが、これが実像かどうかは、まだ議論がある。しかし、一人の女性像として間違いなく素晴らしい」(長谷川眞理子/日本経済新聞 2001.4.15)

内容説明

ラジウム発見から100年、夫妻二人の放射能発見に対してノーベル物理学賞が贈られ、マリーは1911年に単独で、放射性元素の発見に対する二度目の賞(化学賞)を受けた。女性初のノーベル賞受賞であり、再度の受賞例はほかにない。本書では近年初公開の資料―夫ピエールの死後一年間にわたるマリーの日記や、同僚の科学者ランジュヴァンとの恋愛スキャンダルに際した友人たちの証言集などが駆使される一方、従来の資料にも新たな息吹がふきこまれ、時代背景と科学界のこまやかな描写とともに、あふれるばかりに感情ゆたかなマリー像が生涯にわたって再現される。

目次

第1章 家族―信念の人々
第2章 二重生活
第3章 つらい日々
第4章 貴重な自由
第5章 美しいこと
第6章 願いのすべて
第7章 ラジウム発見
第8章 物質論
第9章 ノーベル賞
第十章 家庭への回帰
第十一章 悲嘆と絶望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

studyingtopology

4
図書館で斜め読み。アインシュタインの伝記ドラマ『ジーニアス』にはキュリー夫妻が登場しており、元々自分だけにノーベル賞が授与されることを知った夫ピエールは憤慨し、妻マリーと共に栄誉を分かち合いたいと言った、と描かれていた。本当にそうなのかを知りたくてこの本を読んだ。この本によるとマリーの共同授賞を強く推したのは、当時スウェーデン科学アカデミーで大きな影響力を持っていた数学者のミターグ・レフラーだったようだ。レフラーは女性数学者コワレフスカヤを何かと援助したとして有名だが、マリーに対しても理解があった。2025/04/18

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