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出版社内容情報
土建国家・レジャー国家・農業国家に未来はあるか。オーストラリアの現代史家による鋭利な分析。
内容説明
オーストラリア人の歴史家が、日本の直面する問題の核心に迫る。―「土建国家」「レジャー国家」「農業国家」「平和国家」の分析と、その地球規模での位置づけ。
目次
序論 千年期末を展望して―「神戸」以後の時代
第1部 政治経済
第2部 アイデンティティ
第3部 記憶
20世紀を見送る日本―結論に代えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆき
2
みすず書房から出ていることもあり、日本人論の研究に役立つかという思い意で手に取った。訳者の解説によるとこの本は単なる日本たたきではない、とのことだが、どうだろうか。土建国家、レジャー国家、農業国家、平和国家、歴史の忘却と言う観点から、日本の抱える問題を列挙している。確かに外国人にしては細かい事まで指摘しているのだが、内容が市民活動家の反政治運動を並べているだけのように感じる。これだけなら日本人でも書けるだろう。問題点の指摘も、筆者の母国と比較して論じているなら興味深いと思うのだが、そういうのは無い。2016/01/18
夏目葵
0
「土建国家」「レジャー国家」「農業国家」「平和国家」「歴史の忘却」という観点から戦後日本を述べている。一貫して日本を批判する立場をとっているが、古い本であるので現代への適用性が薄くなっている事例も多々ある。たとえば農業国家の項では「日本の人口は今後も増えていくからコメの増産を行っていくべき」という論調があるが、日本の人口は減少に入っている。示唆的な作品ではあるが、現代を考える上で読む価値があるかというと疑問符がつく。2013/06/23
ゆきかぜ
0
日本叩き。2012/05/21