• ポイントキャンペーン

マックス・ヴェーバーと日本

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784622036395
  • NDC分類 361.234
  • Cコード C3036

出版社内容情報

原初神話、アジア的合理化、外圧への反応様式など。「経済大国」の超近代と前近代の間を探究。

内容説明

マックス・ヴェーバーの問題意識や方法に学んだ者として、近代世界と近代日本をどう見るか。本書は、このような問いを共有する5人による慶応義塾福沢研究センター主催の連続講演の記録である。話題は、ナチズムの政治的民族神話出現の背景から、オーストリア・ドイツ・日本の農村の比較、日本の宗教意識、ウェーバーの日本に対する見方、近代の自由の原点たるミルトン等々におよび、日本の社会的・経済的・精神的な問題状況を鮮やかに浮かび上がらせる。

目次

1 「原初神話」と社会有機体説―マックス・ヴェーバー研究の視座から
2 日本の共同体―「宗教と社会の普遍史的関連」の視座から
3 近代思想成立期における「自由」の相剋―ミルトンとロック
4 近代日本思想史におけるヴェーバー的課題
5 近代日本思想史における「外圧」への反応様式

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

9
「日本の場合には、「軸の時代以後の文化」の精神は土着神話を克服できませんでした。また「近代日本」の国家有機体説も、原初神話としての記紀神話の世界とリンクしてしまいます。国家有機体説と儒学とミュートスとをミックスさせて、神権天皇論に比重のかかった半ば宗教的な「国体」思想を作ったのです。ヒトラーやゲッベルスは大変日本に憧れまして、あそこは有機体説が原初神話と結び付いていて、これは素晴らしい、と憧れました。何とかドイツも日本のようにできないかと思っていたらしいですね」ドイツの国家有機体説は反近代西欧思想だという2020/03/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2273399
  • ご注意事項

最近チェックした商品