出版社内容情報
フロイトとユダヤ人問題を軸に、科学 vs.宗教という普遍的テーマを当時のウィーンに探る問題作。
内容説明
〈科学としての精神分析〉にフロイトが固執したのは何故か?数多くの文献から、科学vs.宗教、フロイトとユダヤ人問題の実像に肉薄した、P.ゲイの意欲作。
目次
序章 科学vs.宗教―「聖職者の権力こそが敵なのです」
第1章 最後の啓蒙主義哲学者―「我らが神なるロゴス」
第2章 共通の基盤を求めて―「あなた以上に良きキリスト教徒はこれまでいませんでした」
第3章 ユダヤ的科学の問題―「名誉の称号」