出版社内容情報
ベルリンの壁崩壊とドイツ再統一、この歴史的事件の過程と問題点を、東独の代表的作家が考察。
内容説明
「私たちが生きてきた国を、私たちは今ようやく知り始めたところです。」ベルリンの壁崩壊、ドイツ統一を東独随一の作家はいかに見たか?痛切な証言=批評。
目次
メルツェンのチェス・プレイヤー、ハリウッドへ行く
人間の眼は聴いたことがない
読者の便りもしくは七つの封印の書
ドイツのモリエール、それは気難しく、…
ゲルマント夫人の林檎酒
地球は狭くなった
検閲、時代遅れで役立たずで矛盾に満ち…
過ぎ去ることのできない時代、…
僕はあるときスターリンを見た
五番目の計算規則
公開声明
DDRは中国ではない
1989年10月のベルリンの夢、…
対話ではまだ足りない
禁止でも賜物としての許可でもなく
老人と街頭
ニューヨークとセーラへの手紙
ローヴォルト書店への手紙
〈…およびその他〉
断崖、危険
少しばかりやかましく