中国の伝統思想

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  • サイズ B6判/ページ数 441,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622031116
  • NDC分類 122
  • Cコード C3010

出版社内容情報

〈儒教の中には今なお生きているものが存在し、また、それを正当に更に生きしめるべきであると信ずる。私が期待するのは儒教に対する冷静な分析、正当な評価であり、新しく総合的に創造さるべき現代文化のなかでそれが生かされることである。〉(東アジア知識人会議における著者の報告より)

 著者の中国思想史研究がエポック・メイキングであったのは、この「儒教文明は未来を紡ぐに足る思想」と確信する立脚点に立ったからにほかならない。本書は、その著者が中国の前近代思想にかんして様々な機会に、そして一般読者に向けて書いた文で編まれている。巻頭におかれた中国像の全体から、著者によって再発見された思想史の黄金時代「明末清初」にかんする各論、そして古典の注釈、学問の方法、さらに著者の学問の源泉をなす先学についてのエッセイ、自画像というべき「自述」に至るまで、実に緊密な構成をもった一巻である。
 透徹した分析の眼とともに、根底に流れる「中国の伝統思想」に対する哀惜と畏敬の念が、執拗低音のように感じられ、快い。著者の「東アジア儒教史」の雄大な構想は果たされなかったとしても、そのためになされた「伝統」をめぐる著者の思索に、遺されたこの一巻を通して耳を傾けることができるのは、「近代」以後を生きる読者すべてにとっての幸いであろう。

内容説明

「儒教における生けるもの」を追求した現代の儒者ともいうべき思想史家の遺した一巻。ある文明への冷静な分析、哀惜と畏敬、そして伝統思想の復興への挑戦。

目次

中国
明代文化の庶民性
文運栄える乾・嘉
士大夫思想の多様性
中国の伝統思想
王艮
良知説の展開
明清の思想界
明代思想研究の現段階
陽明学と考証学〔ほか〕

著者等紹介

島田虔次[シマダケンジ]
1917年広島県三次に生まれる。1941年京都帝国大学文学部史学科卒業。1943年東方文化研究所助手。1946年東海大学予科教授。1949年京都大学人文科学研究所助教授、ついで教授。1976年京都大学文学部教授。1981年退官。1997年日本学士院会員。2000年逝去
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