出版社内容情報
人生コースのまったく違う二人の往復書簡。生いたち、女の体、結婚と育児、アメリカ社会の矛盾。
内容説明
人生コースは違うけれど、話したいことがたくさんある。女、母親、仕事、生い立ち、アメリカという国…。インサイダー、アウトサイダーをめぐる21通の手紙。
目次
何がインサイドで、何がアウトサイドか
メービウスの輪
尊厳には骨がある、筋肉がある
いちばんのインサイドは人びととともにいる空間
結婚と育児をめぐるインサイド/アウトサイド
自分のからだの声を聴く
キューバでの個人的「事件」
入国と市民権をめぐる裁判
性におけるアウトサイダー性
セクシュアリティ・結婚・同性愛
ユダヤ人であること、その歴史性
国の、心の、からだの侵犯
「ジェンダーとしての女」とは言いたくない
階級・人種・ジェンダーをめぐる共同のたたかい
アウトサイダー性の多様なひろがり〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
7
目が開かれた気持ち。アウトサイドとインサイド。そのカテゴリ化はあまりに二元的すぎないか、と最初は感じたけど、二人の女性の人生はすさまじく、そして迷いながらも信条をもち、それらの全経験と思索に耐える力は強靱で、自分の半生を顧みながら一緒に考え続けた。私はどちらかといえばルースの感じ方に近く、ルースの「そして私は自分のアウトサイダー性のこの多様なひろがりに、価値を置いているのです」という言葉が好きだ。私も自分のアウトサイダー性に自信を持って歩もう。古本屋で偶然買った200円の本。だから本が好き。2015/08/21
どんぐり
1
女性であることはインサイド・アイデンティテイを規定し、女性蔑視的な社会構造においては女性をアウトサイダーと規定する。インサイダー/アウトサイダーをめぐっての二人の女性の21通の手紙からなる対話本。2011/07/02
どんぐり
0
女性であることはインサイド・アイデンティテイを規定し、女性蔑視的な社会構造においては女性をアウトサイダーと規定する。インサイダー/アウトサイダーをめぐっての二人の女性の21通の手紙からなる対話本。 2011/07/02