科学と情報理論

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  • サイズ A5判/ページ数 354p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622024583
  • NDC分類 401
  • Cコード C3041

出版社内容情報

情報とエントロピーの類似性を軸に情報理論と統計熱力学の基礎概念を説く。歴史的な発展過程、科学の基礎論特に物理学の諸問題を論じる、啓蒙的学術書。

1969年初版 

内容説明

本書の構成は三つの部分に大別できる。第一部は通常の情報理論の解説に当てられ、第二部は統計熱力学に相当する部分であり、これらは次の第三部の伏線をなしている。第三部は本書の最も独創的な部分で、情報と物理学の関係がきわめて多くの興味ある実例と共に述べられている。この第三部こそ本書の主目標であり、学術書としての最大の価値がこの部分にあることはもちろんのことであるが、第一、第二部も、ともに独立に取出しても、初学者に対する情報理論の啓蒙的役割は十分に果している。

目次

情報の定義
定義の応用と一般的議論
英語における冗長度
符号化の原理、通信路容量の議論
符号化の問題
誤り検出と訂正の符号
二、三の特殊な問題への適用
信号解析
Fourierの方法と標本化手順
熱力学の概要
熱運動とブラウン運動
電気回路の熱雑音:Nyquistの公式
情報の負エントロピー原理
Maxwellの魔物と情報の負エントロピー原理
一般物理学における情報の負エントロピー原理
観測と情報
情報倫理,不確定性原理,および観測の物理的限界
電気通信における情報の負エントロピー原理
書きこみ,印刷,読みとり
計算の問題
情報,組織,およびその他の問題
不可避な誤差,決定論,および情報
微小距離の問題

著者等紹介

ブリルアン,L.[ブリルアン,L.][Brillouin,L´eon Nicholas]
1889‐1969。1889年フランスのセーヴルに生れる。コレージュ・ド・フランス名誉教授。コロンビア大学客員教授などを歴任。1969年歿

佐藤洋[サトウヒロシ]
1927年仙台に生れる。1951年東京大学理学部物理学科卒業。工学博士。電気通信大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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