象徴的実現 - 分裂病少女の新しい精神療法

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象徴的実現 - 分裂病少女の新しい精神療法

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622023524
  • NDC分類 493.76

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nepenthes

1
引き続きセシュエー夫人三著作の名著。幼少期〜社会生活に渡る中で誰しも精神的な外傷・苦悩・不安に苛まれることがあると思う。本書に記される「象徴的実現」という方法はその辛苦の起源・結実点を明らかにし、深層から治療する。辛苦の起源となっている出来事・対象を新しい健康的・善良な象徴に代替し、辛苦が湧き上がる度にその優良な象徴で治癒し、反復による内化、自己愛の維持・強化を実現する。読中、自身のトラウマが蘇り辛かったが、同時に治癒されていく感覚を味わった。内的な自己治癒、精神的健康、生への意欲を見出せる必読の名著。2021/11/23

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「精神分裂病の少女の手記」の対になる本。

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分裂病の少女の手記のアナザーサイドで有難い。セ三部作のうち、日本での刊行は最遅(1986)だが原著刊行は最早(1947)なので、残り一冊(分裂病の精神療法)に比べ具体的描写重視の印象。 ・ルネ本人の描画も資料価値あり。mes pommes*3,mamam*5。画風はschizophrenicというよりは、むしろ退行(精神年齢の低さ?)を窺わせる。迫害者の笑顔が楽しげ。 ・精神分析隆盛期の雰囲気を味わう読み物としても良。「ルネの精神的回復はすべてフロイトのおかげ」という本人談はかなりの隔世感。

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