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出版社内容情報
数学的秩序・歴史状況・登場人物の同定によって、代表作の隠された意図をスリリングに探り出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
321
ピエロ・デラ・フランチェスカは初期ルネサンスを代表する画家だが、評価されるようになったのは、20世紀になってからであるらしい。代表作はアレッツォの『聖十字架伝説』、あるいはウフィッツィの『ウルビーノ公爵夫妻』の肖像画だろうか。ここでは『(キリストの)鞭打ち』が取り上げられるが、左右別々の2枚の絵を無理矢理に一枚にしたような奇妙な構図の絵である。画面中央に石柱があり、これが左右を繋ぐとも分かつとも見える。より確かな繋がりは床面の連続性にある。右側には近景に3人の男性像。左側は奥まった部屋の中央に鞭打たれる⇒2022/12/30
Bevel
1
なんでこの論文をアート・イン・「コンテクスト」(よりにもよって)シリーズに選んだのか甚だ疑問に思えてくる訳者解題だけど、名作を鮮やかに解釈してみせるところは美術史の魅力が詰まっているように感じた。2024/03/19
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