ウィーン精神―ハープスブルク帝国の思想と社会 1848~1938〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 453p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622017684
  • NDC分類 234.6
  • Cコード C3022

出版社内容情報

クリムト、シーレ、マーラー、フロイト、ヴィトゲンシュタイン、ブーバーなどの創造性の秘密。

内容説明

本書は、ウィーンを中心に、1938年オーストリアのナチス・ドイツへの併合によって終焉を迎えるハープスブルク帝国世界を描くものである。現在、想起されることの少ないヨーロッパ最後の大帝国。しかし、そこにはまれに見る豊かな文化が息づいていた。クリムト、マーラー、シェーンベルクらの芸術家をはじめ、フロイト、ブレンターノ、フッサール、ブーバー、ヴィトゲンシュタイン、ルカーチなど、20世紀思想の出発点となった思想家の大半がそこには含まれている。本書は70余名を対象に、なぜウィーン、ハープスブルク帝国から、これほどの画期的な思想が生み出されたのかを探究する。叙述は、政治、経済、法律、歴史、哲学、宗教、文学、音楽、造形芸術、医学、心理学、都市計画等々、ハープスブルク帝国において重要なすべての分野にわたっている。

目次

第1部 ハープスブルク帝国の官僚制―惰性と革新(バロックからビーダーマイアーへ;皇帝とその宮廷;官僚国家としての帝国;官僚としての経済学者;法学者;オーストリア派マルクス主義者)
第2部 ウィーンの耽美主義(逸楽の民とフユトニストたち;音楽家と音楽批評家;造形美術;耽美主義の批判者たち)
第3部 実証主義と印象主義の奇妙な共生(死への想念;科学哲学者たち;言語哲学者たち;対話の哲学;フロイトと医学;フロイトとウィーン;フロイトと門弟たち)

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