ロルカ詩集

ロルカ詩集

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  • サイズ B6判/ページ数 148p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622011255
  • NDC分類 961

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

25
ロルカの横顔と彼の墓という三本のオリーブの木の写真が、冒頭にある。写真では木は二本に見えるが、真ん中の木には小さな黒い十字架が刻まれているという。たぶん彼は、ファシズムの緊迫感がまだ他人のふりをしている、あの決定的なものの手前で殺されたのだろう。短く簡潔な言葉の漣は、決まった形を描く。夜、少女、オリーブ、オレンジ、レモン、水、リンゴ、ジプシー、好きな色のみどり。けれどいつも死の影が寄り添う。何篇かの詩に触発されて、私の中の何かが頭をもたげるが、帰ってくるのはロルカの青い夜空にかかる黒い虹。2016/09/26

meg

5
夜に読んだ。 ロルカの魂。星にきらめく。2023/10/27

LENTUM

3
慣れ親しんだフランスの詩に比べると鋭さというか突き刺さってくるような言葉の並べ方はないが、その代わりに流れの良さと微温的な全体の雰囲気がとてもよい。オレンジや「みどり」などの色彩的なイメージ、カナ床など用いられるモチーフがある程度決まっているのも他の詩人にはあまり見られないかも。特に「イグナシオ・サーンチェス・メヒーアスを弔う歌」は4篇からなる大作で、詩全体に漂う熱い悲しみと緩やかな情緒が素晴らしい。2013/11/03

maeka

1
すごくいい詩集なのに、絶版なのが残念。ロルカの詩は訳すのがむずかしいけれど、長谷川氏の訳出は余韻がとても音楽的でいい。行間に宿るエネルギーが、詩の躍動感を損なうことなく伝えてくれている。

星野

1
うーん素敵!言葉と言葉が涼やかな音をたてて溶け合ったり、離れたりするようなイメージ。好みでした。2009/09/01

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