出版社内容情報
「聖トマスにおける職分社会思想の研究」他トマスの業績に経済学的側面より光をあてた研究8篇。
内容説明
トマス・アクィナスの思想とその時代に経済学的側面より光をあてた先駆的業績「聖トマスにおける職分社会思想の研究」ほか8篇。中世と近代を架橋する試み。
目次
第1部 トマス・アクィナス(トマス・アクィナス;トマスの社会思想;トマスの政治思想;トマスの経済思想)
第2部 聖トマスにおける職分社会思想の研究(職分社会における物の経済;職分社会における人間の経済;職分社会における流通経済)
第3部 トマス論攷(スコラ経済思想における秩序と進歩;聖トマス協同体思想よりみたるPotestas Procurandi et Dispensandiの意義―中世所有概念の一考察;スコラ学派の極窮状態論とその転回ならびにその発展;ウスラ論攷;ヨハンネス・ラウレス著『スコラ学派の貨幣論』;福田博士と聖トマス経済学)