出版社内容情報
現象の背後に自然の精妙な論理を読みとる物理学者の創造の世界。科学エッセイの集成といえる。
目次
1 理論の導き―自然は教育的である
マッハの『力学』
三つの英語
「幅のある時間」を求めて―統計的時間を中心に
アインシュタインから久保へ―非平衡統計力学の1章
アインシュタインと原子論
私のエントロピーの考え方の発達
対談 時間、量子力学者と精神病理学者の対話
対談 エントロピーとともに
2 新々科学対話
「不確定性」その他
偶然
物理学基礎理論―超多時間理論の展望
速度―ベータトロンをめぐって
原子建築の設計者たち
原子物理学とラビ
原子の世界と素粒子の世界
20世紀後半の物理学―湯川博士の非局所場の理論
統計力学の行方
ボルツマン『気体運動論講義』
ロケットの数学
プラズマの挑戦―森を見なければならない〔ほか〕




