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終末の文学

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  • サイズ B6判/ページ数 265p
  • 商品コード 9784622007722
  • NDC分類 081.6

出版社内容情報

表題作のほか小林秀雄、サルトル、ボードレール、ヴァレリー等の作家と作品を語るエッセイ16篇。

内容説明

「文学―それはぼくとぼくをとりまく謎の世界、すなわち現実の発見のためのたたかいであり、またそのよろこびである。」著者の文学論のうち、その精髄ともいうべき16篇を本書に収める。巻頭の小林秀雄論「その1」は著者の最初の評論であり、1939年、21歳のときに書かれた。小林秀雄のほか、堀辰雄、サルトル、ヴァレリー、ボードレール、リルケ、カミュ…これらの作家たちを通して著者は「世界の闇に堪える強力な思想」と「人間の解放」を指向する精神とを追求する。

目次

1 小林秀雄論(理智の舞踊―小林秀雄の創作について;政治と文学―小林秀雄からの訣別)
2 堀辰雄の文学(堀辰雄追悼;『風立ちぬ』について;一身惟悴)
3 文学の周辺(宇佐見英治の本書評3篇;福永武彦『草の花』の頃;串田孫一君のこと;黒い怒り・黒い微笑;サルトルとノーベル賞;わが文学)
4 (『海辺の墓地』ポール・ヴァレリー小論;人と海ボードレールの一面;リルケ『マルテの手記』について;カミュにおける自由の問題;終末の文学)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

61
「著者の文学論のうち、その精髄ともいうべき16篇を本書に収める。」「小林秀雄のほか、堀辰雄、サルトル、ヴァレリー、ボードレール、リルケ、カミュ…これらの作家たちを通して著者は「世界の闇に堪える強力な思想」と「人間の解放」を指向する精神とを追求する」というものだが、かなりハイブロウな文章で、論旨にほとんど付いていけなかった。車中で読む本じゃなかったと反省している。2023/04/02

ねぎとろ

1
おそらく社会史や文学史の研究でもしていない限り読む必要はない本だった。実存主義に興味があればまた別の本もあろう。矢内原伊作の名はジャコメッティのモデルとして、彼の優れた芸術論を引き出した人として残る。/優れたインタビュアーが作家や批評家として優れている必要もない。2014/04/29

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