感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
iwri
4
グッドマン自身が言うように、根本的な相対主義の書。真理条件から一義的に導出されるような唯一の真理や(本書に書かれたタルスキの真理条件文の言い換えが好例)、現実の世界=事実があるのではなく(観察の理論負荷性に近い議論)、あるのは世界のヴァージョンである、というのが主な主張だと思う。とはいえ、なんでもありというわけではなく、正しさの検証については述べられており、基本的には演繹的/帰納的推論の妥当性や適合によって検証されるとする。分析哲学では滅多に扱われない芸術も取り扱っている点が独特だと感じた。2011/09/30
yo
0
134ページまで読んだ2021/07/17