内容説明
戦争と革命の世紀といわれる20世紀、その序幕となった第一次世界大戦の勃発の研究は、歴史家にとってつねに大きなチャレンジである。本書では、いわゆる〈1914年7月〉の危機に焦点をあて、これまでの歴史家たちの業績を検討し、かさねて、この“運命の夏”にダイナミックに集中していく歴史の力学の個々のベクトルを精細にさぐる。
目次
1914年7月危機
同盟外交と旧外交
軍国主義・軍備・戦略
内政の圧力
国際経済
帝国主義の対立
1914年の雰囲気
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- 和書
- 文士と小説のふるさと