出版社内容情報
東の文化と西の文化を代表する二人の巨匠を描くと同時に、比較文化論の広大な展望を探り出す。
内容説明
本書には〈比較文化論〉をテーマとした著者の晩年の思索と模索のあとを示す4篇の講演に、半世紀以上も親炙した西欧の法哲学者であり「美わしき魂」であったグスタフ・ラアトブルフについての文章、さらに竹内好への追懐の一文を収める。
目次
日本人の性格とその法観念
西欧人の法観念と日本人の法観念
比較文化論者としてみた内村鑑三
比較文化論的に見た日本人の法観念
ラアトブルフを偲んで
ラアトブルフ「社会主義の文化理論」あとがき
ラアトブルフの思想における詩の問題
ある美わしき魂への頌
竹内好追懐