日曜歴史家

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622002710
  • NDC分類 289

出版社内容情報

教職につかなかった著者の個性的自伝。子供・教育・死などをテーマとするアリエス史学の背景。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星空の挑戦者

3
フィリップ・アリエスはパリ大学で歴史学を学んだが、大学の歴史研究者の道には進まず、熱帯植物の調査機関で働らきながら独自の歴史研究を続けた。著書『子供の誕生』では、近代以前の子供は一定年齢になるとすぐに大人と対等に扱われて仕事に参加するものだったが、近代の教育制度が「成長過程の人間=子供という概念」を作りだしたとしている。本のタイトルのように「日曜歴史家」と呼ばれながら、最終的に準教授として迎えられるが、フランスでは高等師範、教授資格、国家博士号の3拍子がそろわないとなかなか大学教授にはなれないらしい。2012/04/17

2
本業の傍ら、妻と歴史研究に励む様子が印象的。梵天丸もかくありたい。2016/05/27

shishi

1
[A-]伝記なのにそこそこ難しい。現代フランスを代表する歴史家、フィリップ・アリエスの自伝。前提として現代フランス史をよく理解していないと読めない。自伝半分、政治論半分、みたいな感じ。アウトサイダーとして大活躍した彼だが、やはり若い頃に境遇に恵まれていたこと、地道な努力を継続する根気を持った人物であることがわかった。土壌と意志のないところに芽は出ないということか。2010/11/17

Joao do Couto

0
出だしが好きだ。自らにつながる西インド諸島での話が雰囲気がある。長い休憩を挟んで読み切ったので、間を忘れている。ただまあ原文は四十年以上前のものだから、ある程度時代背景がわかっていないと楽しめないかも。少なくとも私は途中から文章内容が頭に入らなかった。それから、アリエスの著作も読んでおかないとね。はい、「子供の誕生」くらい読んでおきます! 2022/02/09

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