出版社内容情報
本書はICE2024 KYOTOで講演が行われた20のセクションをもとに昆虫科学における国内外のホットトピックスをまとめた一冊である.レビュー誌,プロシーディングスとは異なり,いま国際的に重要な課題や,研究として非常に興味深いテーマをピックアップし,昆虫科学の研究者にとってだけでなく,これからこの分野に進もうとする学生たちにとっても非常に興味深いものになっている.
章の執筆者は,ICE2024 KYOTOのコンベーナーを中心に選定され,各執筆者が昆虫科学に欠かすことのできないテーマを書き上げた.また各章の構成は,図版と文献をあわせて最大24ページとなっており,それぞれの章は気軽に読み通すことができる分量になっている.最初から読み通すだけでなく,読者が興味をもったトピックスから読み進めることもできるだろう.本書を読むことで,われわれの住む世界に欠かすことのできない昆虫科学の魅力に気づくことができるだろう.
【目次】
序章
第1章 ダニ学とクモ学の最前線
第2章 養蜂学・養蚕学の最前線
第3章 生物的防除の科学
第4章 化学生態学分野の総合科学としての発展と貢献
第5章 保全・生物多様性・生物地理の最前線
第6章 昆虫内分泌学の最前線
第7章 生態と進化のホットな話題
第8章 昆虫の体色・模様形成を制御する分子基盤研究の最前線
第9章 昆虫病理学-昆虫の抗ウイルス応答
第10章 昆虫-微生物相互作用研究の最前線
第11章 昆虫利用の最前線-食料・飼料・送粉者
第12章 外来昆虫の生物学と防除――ミクロな研究からグローバルな解析・対策実装まで
第13章 衛生昆虫学
第14章 害虫管理のための新たな展開
第15章 昆虫の化学的制御の最前線
第16章 昆虫の生理学・神経科学・分子生物学の最前線
第17章 社会性昆虫研究の最前線
第18章 系統学,分類学,形態学の最前線
第19章 ロボットを使い昆虫を知る:昆虫ロボット研究の最前線
第20章 昆虫科学を取り巻く学際研究の最前線
終章



