出版社内容情報
界面科学や表面力について、単なる現象論としてではなく、より本質的な物理化学モデルの導出とその理解に焦点を当てて解説したテキスト。原書4版では、特に第6章の「接触角現象と濡れ」が大幅に改訂され、ナノ材料や超撥水性に特に重要となる“接触角ヒステリシス”についての新しい考え方などが追加されている。加えて、最新の測定手法や考え方などが取り入れられており、より充実した内容となっている。
旧版の特徴である「丁寧な数式展開」「主要概念と具体例とを結びつけた解説」は今版でも引き継がれており、界面科学をきちんと理解したいと考えるすべての学生・研究者に最適の一冊。
【目次】
1 全体の緒言
2 液体表面
2.1 液体表面の微視的描像
2.2 表面張力
2.3 ヤング・ラプラス方程式
2.4 表面張力をはかる手法
2.5 ケルビン方程式
2.6 毛管凝縮
2.7 核形成理論
2.8 まとめ
2.9 演習問題
3 界面の熱力学
3.1 バルク系の熱力学的関数
3.2 表面余剰
3.3 界面をもつ系に対する熱力学的関係式
3.4 純粋な液体
3.5 ギブズ吸着等温線
3.6 まとめ
3.7 演習問題
4 電荷をもった表面と電気二重層
4.1 緒言
4.2 電気二重層の数学的記述
4.3 電荷をもった界面の実験評価
4.4 電気速度論的現象:ゼータ電位
4.5 まとめ
4.6 演習問題
5 表面力
5.1 分子間のファンデルワールス力
5.2 巨視的固体に対するファンデルワールス力
5.3 表面力を記述するための概念
5.4 表面力の計測
5.5 電気二重層による静電力
5.6 DLVO 理論を越えて
5.7 立体相互作用と枯渇効果
5.8 接触している球状粒子
5.9 まとめ
5.10 演習問題
6 接触角現象と濡れ
6.1 ヤング方程式
6.2 実際の表面の濡れ
6.3 重要な濡れの幾何学
6.4 濡れと脱濡れの動力学
6.5 応用
6.6 厚い膜:ある液体上での他の液体の広がり
6.7 まとめ
6.8 演習問題
7 固体表面
7.1 緒言
7.2 結晶性表面の記述
7.3 清浄表面の準備
7.4 固体表面の熱力学
7.5 表面拡散
7.6 固固界面
7.7 顕微鏡法
7.8 回折手法
7.9 分光法
7.10 まとめ
7.11 演習問題
8 吸 着
8.1 緒言
8.2 吸着の熱力学
8.3 吸着モデル
8.4 気相からの吸着に関する実験的な観点
8.5 溶液からの吸着
8.6 まとめ
8.7 演習問題
9 表面修飾
9.1 緒言
9.2 物理気相成長と化学気相成長
9.3 ソフトマター蒸着
9.4 エッチング手法
9.5 リソグラフィー
9.6 まとめ
9.7 演習問題
10 摩擦,潤滑,磨耗
10.1 摩擦
10.2 潤滑
10.3 磨耗
10.4 まとめ
10.5 演習問題
11 界面活性剤,ミセル,エマルション,泡
11.1 界面活性剤
11.2 球状ミセル,シリンダー,二重膜
11.3



