出版社内容情報
日本臨床衛生検査技師会が編纂する「JAMT技術教本シリーズ」の一冊。免疫学の基礎から、免疫学的検査の各論、測定原理などについて、国家試験ガイドラインに沿った構成で系統的に、各分野の専門家がわかりやすくまとめた。国家試験を控えた学生はもとより、臨床検査の現場に就いて経験の浅い技師の知識と技術を磨き、免疫検査領域の専門家としてステップアップするために必携の教本である。第2版では、IgG4関連疾患、新型コロナウイルス感染症など、初版で取り上げられなかったいくつかの項を追加して最新の免疫検査の知識を盛り込んだ。
【目次】
1章 免疫の概念と免疫系
1.1:免疫の特徴
1.1.1 特異性
1.1.2 多様性
1.1.3 免疫記憶
1.1.4 自己寛容
1.1.5 受動免疫・能動免疫・ワクチン
1.2:免疫担当細胞と器官
1.2.1 第一次リンパ器官,第二次リンパ器官,分化
1.2.2 T細胞(Tリンパ球)
1.2.3 B細胞(Bリンパ球)
1.2.4 自然リンパ球
1.2.5 単球/マクロファージ
1.2.6 樹状細胞
1.2.7 ナチュラルキラー細胞とナチュラルキラーT細胞
1.2.8 顆粒球
1.3:免疫の成立と調節
1.3.1 自然免疫
1.3.2 獲得免疫
1.3.3 抗原
1.3.4 抗体
1.3.5 主要組織適合抗原遺伝子複合体分子
1.3.6 サイトカインとその受容体
1.3.7 細胞間接着因子
1.3.8 補体
2章 免疫と疾患
2.1:急性炎症と免疫検査
2.1.1 炎症性サイトカイン
2.1.2 CRP
2.1.3 その他の急性期蛋白質
2.2:異常免疫グロブリン症
2.2.1 ポリクローナルおよびモノクローナル高免疫グロブリン血症,低免疫グロ ブリン血症
2.2.2 温度依存性蛋白質,遊離L鎖κ/λ
2.2.3 IgG4関連疾患
2.3:感染症の検査
2.3.1 感染と生体防御
2.3.2 寄生虫感染と生体防御
2.3.3 溶血性レンサ球菌感染症
2.3.4 マイコプラズマ感染症
2.3.5 クラミジア感染症
2.3.6 トキソプラズマ感染症
2.3.7 真菌感染症
2.3.8 ウイルス感染と生体防御
2.3.9 肝炎ウイルス感染症
2.3.10 サイトメガロウイルス感染症
2.3.11 風疹感染症
2.3.12 インフルエンザウイルス感染症
2.3.13 EBウイルス感染症
2.3.14 新型コロナウイルス感染症
2.4:腫瘍と免疫
2.4.1 腫瘍と免疫の関わり
2.4.2 腫瘍特異抗原と腫瘍関連抗原
2.4.3 腫瘍マーカーの概念
2.4.4 腫瘍マーカーの分類
2.4.4 腫瘍マーカーの測定
2.4.6 腫瘍マーカー検査を取り巻く環境
2.4.7 免疫チェックポイント阻害薬と免疫関連有害事象について
2.5:免疫不全症
2.5.1 原発性免疫不全症
2.5.2 続発性免疫不全症
2.6:アレルギー
2.6.1 アレルギーとは
2.6.2 アレ



