動物の系統分類進化学

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動物の系統分類進化学

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  • サイズ B5判/ページ数 232p
  • 商品コード 9784621311714
  • NDC分類 481.8
  • Cコード C3045

出版社内容情報

地球46億年の歴史の中で,多種多様な動物が進化し,現在も日々さまざまな分類群で新種が発見されている.動物の多様性を理解することは,生物学の基本であると同時に,今日的な応用分野の問題に対しても重要である.

 分子生物学の発展により,動物の系統関係は大きく見直され,動物の進化の歴史の推定も高い精度で行えるようになった.本書は,分子系統学の発展を取り込んだ,大学生向けの教科書である.大きく2部構成となっており,第Ⅰ部では,分類学の歴史,分子系統と形態からみた現代の動物分類法,種というもののありかた,系統の考え方と系統樹の読み方,種分化を促進する地史的イベント,地球と日本列島の生物相の成立などを解説する.第Ⅱ部では,それぞれの動物門について,形態的特徴,系統と分類,生殖・発生・生活史,生態を紹介する.

さらに,オンライン付録では,普段は目にすることの難しい動物の姿を写真や動画で見ることができる.社会と関連する話題や,系統進化学的ポイントの解説,各動物の特徴や生態についての演習も充実しており,講義の予習や自習に役立つ.


【目次】

第Ⅰ部 総論:動物の分類と系統

 第1章 動物を分類する人間の歴史 
  1.1 分類の興り:ダーウィン以前 
  1.2 『種の起源』から 
  1.3 階層的な分類 
  1.4 現在の分類体系 
 第2章 種 
  2.1 種とは何か 
  2.2 種分化 
  2.3 同一種と別種の中間的存在 
 第3章 系統を知る
  3.1 種の系統関係を推定する 
  3.2 分子系統学 
    【コラム1】分子系統解析の手法:最尤法とベイズ法
    【コラム2】MIG-seq解析
  3.3 系統と分類の関係性から生じる論点1:単系統群と側系統群 
  3.4 系統と分類の関係性から生じる論点2:遺伝子の系統と種の系統のずれ 
  3.5 系統と分類の関係性から生じる論点3:分類群を特徴づける形質とは 
  3.6 系統と分類の関係性から生じる論点4:高次分類群の横断的な比較 
 第4章 系統樹を読む 
  4.1 系統から読み取ること 
  4.2 系統樹の読み方 
  4.3 祖先状態の復元  
 第5章 生物地理 
  5.1 生物地理学から分子生物地理学へ 
  5.2 大陸移動による分断 
  5.3 海洋生物の生物地理 
  5.4 反赤道分布 
  5.5 日本列島の成り立ち
  5.6 日本列島周辺の生物地理(陸上動物)
  5.7 日本列島周辺の生物地理(海洋生物) 
  5.8 長距離分散 
  5.9 分散生物地理学と分断生物地理学 
 第6章 動物系統進化の概要 
  6.1 多細胞体制の成立 
  6.2 基部後生動物 
   6.2.1 後生動物の特徴 
   6.2.2 海綿動物,有櫛動物の系統的な位置と神経系の起源 
  6.3 左右対称体制の成立 
   6.3.1 前後軸と背腹軸 
   6.3.2 中胚葉の進化 
  6.4 旧口動物と新口動物 
   6.4.1 原口の運命 
   6.4.2 体腔の形成様式 
   6.4.3 幼生形態の相同性 
   6.4.4 発生様式の変更 
   6.4.5 左右相称動物の祖先の生活史 
  6.5 冠輪動物Lophotrochozoa 
  6.6 脱皮動物Ecdysozoa 
  6.7 新口動物Deuterostomia 
 第Ⅰ部参考文献

第Ⅱ部 動物門各論 
 概 説 
 
 第7章 後生動物姉妹群と基部後生動物
  7.1 襟鞭毛虫綱(立襟鞭毛虫綱)Choanoflagellatea
  後生動物:基部後生動物 
  7.2 有櫛動物門Ctenophora 
  7.3 海綿動物門Porifera

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