出版社内容情報
第2次世界大戦後、家庭生活の「よりよいあり方」を追求する教科として発足した「家庭科」は、時代に伴う家庭生活や家族像の変化に影響を受けつつも、学問としての客観性・独立性を見失うことなく今日まで歩みを進めてきた。
本書はそんな「家庭科」教育の歴史の中で蓄積されてきた研究・実践や現在の取り組み、さらには将来課題を見開き完結のかたちで解説。
編纂は家庭科教育に関する国内唯一の学術研究団体である「日本家庭科教育学会」により行われた。
【目次】
■Ⅰ 家庭科教育の歴史と家庭科の教育課程
Ⅰ-1 家庭科教育理念の系譜
Ⅰ-2 学習者の家庭科観
Ⅰ-3 戦後家庭科の出発
Ⅰ-4 小学校家庭科教育の変遷と課題
Ⅰ-5 中学校家庭科教育の変遷と課題
Ⅰ-6 高等学校家庭科教育の変遷と課題
Ⅰ-7 学習指導要領にみる家庭科の教育課程
Ⅰ-8 学習指導要領にみる家庭科の特徴
Ⅰ-9 家庭科と資質・能力
Ⅰ-10 地域連携と教育課
Ⅰ-11 特別支援教育と家庭科
Ⅰ-12 家庭科教科書
Ⅰ-13 家庭科と道徳教育
Ⅰ-14 家庭科と教科横断的学習
Ⅰ-15 家庭科教育学
Ⅰ-16 家政学と家政教育
Ⅰ-17 家庭科教員養成
Ⅰ-18 家庭科教員の現状と学習環境
Ⅰ-19 家庭科教員の研修
Ⅰ-20 家庭科教育関連組織
Ⅰ-21 学校における食教育と家庭科
Ⅰ-22 生活文化と家庭科
Ⅰ-23 家庭科におけるキャリア教育
Ⅰ-24 家庭科と多文化共生教育
Ⅰ-25 諸外国の家庭科教育
■Ⅱ 家庭科教育の基盤となる概念
Ⅱ-1 生活と生活課題
Ⅱ-2 地域社会と家庭科
Ⅱ-3 生活哲学
Ⅱ-4 生活主体
Ⅱ-5 生活の質(QOL)
Ⅱ-6 ウェルビーイング
Ⅱ-7 市民性(シティズンシップ)
Ⅱ-8 批判的思考
Ⅱ-9 問題解決・課題解決
Ⅱ-10 生活認識
Ⅱ-11 生活リテラシー
Ⅱ-12 生活実践
Ⅱ-13 生活技能・技術と生活スキル
Ⅱ-14 自己肯定感
Ⅱ-15 自立・自律
Ⅱ-16 生涯発達
Ⅱ-17 多様性
Ⅱ-18 ジェンダー
Ⅱ-19 エンパワーメント
Ⅱ-20 福祉と人権
Ⅱ-21 ノーマライゼーション
Ⅱ-22 共生と協力・協働
Ⅱ-23 少子高齢化と家庭科
Ⅱ-24 ケアと家庭科
Ⅱ-25 持続可能な生活とESD
Ⅱ-26 SDGsと家庭科
Ⅱ-27 生活マネジメント
Ⅱ-28 生活設計とリスク管理
Ⅱ-29 消費者教育
Ⅱ-30 情報リテラシーと家庭科
Ⅱ-31 防災とレジリエンス
■Ⅲ 家庭科の授業論
Ⅲ-1 理解、認識
Ⅲ-2 非認知能力
Ⅲ-3 カリキュラム・デザイン
Ⅲ-4 学習内容の構造化
Ⅲ-5 探究・探求
Ⅲ-6 潜在的(隠れた)カリキュラム
Ⅲ-7 学習指導案
Ⅲ-8 家庭科の教育目標
Ⅲ-9 指導計画
Ⅲ-10 学習過程
Ⅲ-11 学習評価
Ⅲ-12 技術・技能の評価
Ⅲ-13 教材開発
Ⅲ