出版社内容情報
本書は、建築分野において構造形態創生と呼ばれる連続体のトポロジー最適化について、粒子法を用いた構造解析理論とExcel VBAを用いた構造解析ソフトウェアの作成方法を解説しています。
本書の特徴のひとつが、最適化の対象となる構造物の解析に粒子法を用いていることです。粒子法を用いることで、構造が大変形する場合でも解の精度を保つことができる特徴を活かし、微小変形のみならず大変形問題(幾何学的非線形問題)についても扱っています。こうした粒子法の中から、MPS法とその発展形であるHMPS法の2種類を採用しており、両手法についての理論の解説から構造解析、構造形態創生、コンプライアントメカニズムの形態創生に至るまで取り上げています。これらの解析結果については、両手法の比較だけではなく、有限要素法での解析結果についても比較しながら、精度の検証まで行っています。
解説したソフトウェアについてはサポートページで提供もしていますので、ダウンロードすることで本書の解析例を実践することができます。