出版社内容情報
挨拶,諦める,我慢,工夫,自然,出世,退屈,旦那,提唱,平等,迷惑,利益,……,「え,これも〈仏教語〉なの?」 今から2500 年前,お釈迦さまは生きとし生けるすべてのものが幸せになる道を探し求めてさとり(悟り・覚り)を開いて仏(仏陀)となり、誰もが幸せになる道を人々に説き続けられました。柔軟な〈仏教〉の教えは人々の生活に浸透し,多くの〈仏教語〉が日常で使われるようになりました。そんな多くの〈仏教語〉を,「現代語としての意味」「仏教語としての語源」「用例」から専門用語を用いず,平易な表現と分かりやすい解説を心掛けた事典です。
内容説明
挨拶、諦める、我慢、工夫、自然、出世、退屈、旦那、提唱、平等、迷惑、利益、…、「え、これも“仏教語”なの?」今から2500年前、お釈迦さまは生きとし生けるすべてのものが幸せになる道を探し求めてさとり(悟り・覚り)を開いて仏(仏陀)となり、誰もが幸せになる道を人々に説き続けられました。柔軟な“仏教”の教えは人々の生活に浸透し、多くの“仏教語”が日常で使われるようになりました。そんな多くの“仏教語”を、「意味」「語源」「用例」から、専門的知識を踏まえながら、平易な表現と分かりやすい解説を心掛けた事典です。
目次
第1部 仏典の成立・展開・翻訳(仏典の成立と展開;作成されたテキストはどのように保持されてきたのか―サンスクリット語仏教写本;仏典の漢訳)
第2部 日常の仏教語(あ行;か行;さ行;た行;な行 ほか)
感想・レビュー
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Go Extreme
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日本語の中に生きている仏教の遺伝子を解き明かす 言語を通じた仏教理解と、日本文化への影響の可視化を可能にする 仏典から日常語への意味のズレ 仏教語が日本語の日常表現として定着 書写の功徳が経典の文字化を推進する原動力 口承から文字へ の仏典の伝承過程 仏教の慈悲の相 としての原初的な愛嬌 真理を明らかにすること としての諦めの原義 単なる語彙辞典ではなく、仏教語を通じた文化読本 仏教語と日本語の接点を理解する試み 言葉の背後にある宗教的・思想的文脈を掘り下げる 因果応報に象徴される仏教的な因果の概念2025/04/03