出版社内容情報
ガスクロマトグラフィー(GC)で分離・検出を行う際の、ユーザーの疑問点や課題をQ&A形式で簡潔に解説した実用書。
1章では分離の理論や、カラムの種類やそれぞれのカラムの利点・欠点、カラムの取扱いについて解説する。2章では検出・定量の基礎から、さまざまな検出器の原理や検出法、管理の仕方だけではなく、分離が確実に行われたどうか確認するための定量・データ処理操作まで扱う。
GC初心者から中堅の方まで、実験をはじめる前の予習として、また、実験をする際の参考書として、実際に活用できる一冊。
改訂にあたり、Questionの全面的な見直しと解説内容の更新を行った。また、近年のヘリウムガスの世界的な不足を踏まえた内容にしている。
内容説明
“ガスクロ”を自由自在に扱えるようになるための疑問に、ガスクロの達人がわかりやすく回答します。例えば…。保持比と保持係数の違いとは?代表的な固定相液体について教えて。保持時間が安定しません。原因と対策は?よく用いられる検出器を紹介して。検出器で感度がないはずの物質がピークになっています。なぜ?水素をキャリヤーガスとして使用する際に、検出器で注意することは?望み通りの分離を達成し、適切に検出・定性・定量するために必要な知識やワンポイント、すぐに役立つヒントが満載です。
目次
1章 分離・カラム編(分離の理論;カラム・充〓剤・固定相;分離;カラムの取扱い;カラムスイッチング・二次元GC)
2章 検出・定性定量・データ処理編(検出・定量の基礎;検出器;定性分析;データ処理)
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