出版社内容情報
古代アテネに起源を持つ民主主義は、20世紀には自由主義と歩を合わせたリベラル・デモクラシーとして、一定の正統性を示した。だが20世紀はまた、グローバリゼーションとテクノロジーの進歩の下、さまざまな軸での両極化が進む時代でもあった。そしてリベラル・デモクラシーは、深度を増す政治的・経済的・社会的分断に対して、有効な処方箋を示すことができずにいる。解決策は、民主主義をより平等なものにすることなのか。あるいは知者の政治や共通善の政治を模索する中で、民主主義とは異なる思想を理念とすることなのか。来るべき時代へ向けて、秩序と正義を可能にする政治を構想する。
【目次】
第1章 共和主義的リベラル・デモクラシーの可能性――個人を尊重する政治とは【神島裕子】
第2章 社会の分断とリベラリズム――誰にとっても生きやすい社会は可能か【森 悠一郎】
第3章 ロトクラシーとエピストクラシー――デモクラシーの対抗構想の数理モデル【福家佑亮】
第4章 二一世紀のデジタル民主主義とコモンへの道――「歴史の終わり」 の終わりを生きるために【李 舜志】
責任編者解題
引用・参照文献
責任編者・執筆者紹介
索 引
内容説明
古代アテネに起源を持つ民主主義は、20世紀には自由主義と歩を合わせたリベラル・デモクラシーとして、一定の正統性を示した。だが20世紀はまた、グローバリゼーションとテクノロジーの進歩の下、さまざまな軸での両極化が進む時代でもあった。そしてリベラル・デモクラシーは、深度を増す政治的・経済的・社会的分断に対して、有効な処方箋を示すことができずにいる。解決策は、民主主義をより平等なものにすることなのか。あるいは知者の政治や共通善の政治を模索する中で、民主主義とは異なる思想を理念とすることなのか。来るべき時代へ向けて、秩序と正義を可能にする政治を構想する。
目次
第1章 共和主義的リベラル・デモクラシーの可能性―個人を尊重する政治とは(いまなぜ共和主義なのか;リベラリズムとの交差点;リベラルな共和主義への展開;家庭の「公共空間」化と自由;おわりに―個人を尊重する政治とは)
第2章 社会の分断とリベラリズム―誰にとっても生きやすい社会は可能か(リベラリズムとは何か?;屈辱の政治・労働の尊厳・共通善の政治;リベラリズムか?共通善の政治か?;リベラリズムと正義の概念;差別の禁止としてのリベラリズムの可能性;それでもなお残る問題;おわりに―〈誰もが抱える生きづらさ〉への共感から連帯へ)
第3章 ロトクラシーとエピストクラシー―デモクラシーの対抗構想の数理モデル(選挙制と抽選制;政治的平等の三つの側面;抽選、選挙、平等;エピストクラシーとは何か?;有能性原理とエピストクラシー;被選挙権制限型エピストクラシーの擁護;おわりに―デモクラシーの哲学的再検討に向けて)
第4章 二一世紀のデジタル民主主義とコモンへの道―「歴史の終わり」の終わりを生きるために(「歴史の終わり」とリベラル・デモクラシー批判;「歴史の終わり」の終わりと全体主義的リバタリアニズム;Pluralityのテクノロジーと民主主義の未来;おわりに―民主主義を再設計し続けるために)
著者等紹介
神島裕子[カミシマユウコ]
立命館大学総合心理学部教授
森悠一郎[モリユウイチロウ]
神戸大学大学院法学研究科准教授
福家佑亮[フクヤユウスケ]
日本学術振興会特別研究員(PD・東京大学)
李舜志[リスンジ]
法政大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 源氏供養 草子地宇治十帖 創元推理文庫
-
- 電子書籍
- スペインからの手紙【分冊】 1巻 ハー…
-
- 電子書籍
- 食品商業 2018年4月特大号 - 食…
-
- 電子書籍
- ちょーテンペスト 集英社コバルト文庫



