出版社内容情報
現代の経済学を理解するために必要な計量経済学の基礎知識をわかりやすくまとめた入門書.
本書では計量経済学を理解するために必要な経済の数学的モデル(経済理論を数学的方程式に表わしたもの)と,近代統計学についての基礎的な知識を事前に読者に要求することなく,それをも含めて解説しています.
本書ははじめ,日本銀行統計局で著者が行った講義をもとに同局でまとめられた講義録『やさしい計量経済学』を大幅に書き足して、日本経済新聞社から『計量経済学入門』と題して1966年に刊行されました.その後,版を改めたものを底本として今回丸善出版から刊行するものです.このため、本書で使われる数値などは刊行当時の経済統計をもとにしています.本書で学んだ計量経済モデルを,ぜひ現在の経済統計をよみとくために活用してみてください.それにより本書の理解がより深まるでしょう.
内容説明
現代の経済学を理解するために必要な計量経済学の基礎知識をわかりやすくまとめた入門書を復刊。本書では計量経済学を理解するために必要な経済の数学的モデルと、近代統計学についての基礎的な知識を、事前に読者に要求することなく、それをも含めて解説している。
目次
1 計量経済学序説(計量経済学の背景;モデル・ビルディングの基礎)
2 経済モデル(数理経済学モデル;マクロ経済モデル)
3 計量経済モデル(経済モデルから計量経済モデルへ;統計的推測理論の基礎;回帰分析と最小二乗法;回帰の統計的推測理論;非標準的回帰モデルの問題;計量分析の諸問題;連立方程式モデルの推定)
著者等紹介
宮川公男[ミヤカワタダオ]
昭和28年一橋大学経済学部卒業。商学博士。現在、一橋大学名誉教授、麗澤大学名誉教授。財団法人統計研究会理事長、経営情報学会会長、経済企画庁経済研究所システム分析調査室室長、財団法人医療経済研究機構評議員会長などの要職を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。