出版社内容情報
トロピカル幾何学は,代数幾何学の一種の極限として生まれた,トロピカル代数を基礎とする幾何学
であり,他の多くの研究領域ともつながりをもつ,新しい研究分野である.
本書は,そもそもトロピカル幾何学とは何かという解説からはじまり,基本知識や関連する諸結果が系統的に学べるように構成されている.古典的な代数多様体との関係や代数的な描像に重点をおき,トロピカル多様体の座標近傍についてマトロイドとの関連も含めて精密に調べた上で,トーリック多様体との関連も述べられる.
目次
第1章 トロピカル諸島
第2章 建築資材
第3章 トロピカル多様体
第4章 熱帯雨林
第5章 熱帯庭園
第6章 トーリック幾何学との繋がり
著者等紹介
石川剛郎[イシカワゴウオ]
北海道大学大学院理学研究院名誉教授
梶原健[カジワラタケシ]
横浜国立大学大学院工学研究院教授
小林正典[コバヤシマサノリ]
東京都立大学大学院理学研究科准教授
前野俊昭[マエノトシアキ]
名城大学理工学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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