出版社内容情報
ソフトコンピューティングの工学分野への応用例を紹介しながら、その基礎となる要素技術について解説。
内容説明
ソフトコンピューティングとは、アルゴリズムできちんと記述されないと作動しない、融通の利かない従来型のコンピュータである「ハードコンピューティング」から脱却して、場合によっては人間のように多少は柔軟に、そして「良い加減に」対応できる能力をコンピュータで実現するために提案された用語である。取扱いやすさ、頑健性、低コストを達成するために、不確かさをどこまで許容できるかを探ることを基本原理とする。本書ではソフトコンピューティングの工学的な基礎理論である遺伝的アルゴリズム、ファジィ、マルチエージェントシステム、発見的手法、フラクタル、ニューラルネットワークを解説し、さらに各応用分野である建築計画、建築構造、ロボット、航空宇宙、交通での最適化および適用例を紹介する。
目次
第1章 要素技術
第2章 建築計画への応用
第3章 建築構造最適化への応用
第4章 ロボットへの応用
第5章 航空・宇宙分野への応用
第6章 道路交通・鉄道への応用