叢書インテグラーレ
ヒロシマ平和学を問う

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  • サイズ 46判/ページ数 178p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784621305904
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C1321

出版社内容情報

国民国家・総力戦体制、ナショナリズム、中央と地方の視点から、「ヒロシマの形成」の歴史を問い直す。

内容説明

1945年8月6日、広島市に原爆が投下された。しかし、その一日のみで、一国単位で、「平和教育」という枠組みだけで、原爆投下をとらえる必要はない。「ヒロシマ」と「平和」を問い直した先に、私たちは何を知り、何を考えるべきなのだろうか。本書では国民国家・総力戦体制、ナショナリズム、中央と地方の3つの視点から、ある時は東アジア史全体の中で、ある時は広島市の視点から、明治以降戦後の平和運動にいたる広島原爆投下/「ヒロシマの形成」の歴史を問い直していく。

目次

序章 広島と平和を考える視座について
第1章 明治・大正期のアジアと広島
第2章 日中14年戦争と広島
第3章 アジア・太平洋戦争と広島
第4章 広島8月6日とその後
第5章 敗戦から第1回原水爆禁止世界大会まで
第6章 第1回世界大会から第9回大会の分裂まで
終章 ヒロシマと廣島をとらえ直す

著者等紹介

水羽信男[ミズハノブオ]
広島大学大学院人間社会科学研究科教授。文学修士(広島大学)。専門は歴史学(特に中国を中心とした東アジアの近代政治思想史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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