内容説明
マススペクトロメトリーを基礎から応用まで丁寧に解説した定評ある教科書の改訂版。化学、生命科学、医学・生物学から環境、食品分野など、幅広く用いられるマススペクトロメトリーを、基礎から最新技術、高度な方法論まで詳細にわたり体系的に解説した本格的な教科書。基本原理と応用を種々の実例を通して関連づけ、多数の図版や参考文献をあげながらわかりやすく解説。読者の知りたい要求に応える記述を初版から踏襲、「なぜそうするのか」の説明を充実させつつ、実際的指針を示すフローチャートやハウツー形式の記載も導入した。基礎からしっかりと学びたい方、応用力を身に付けたい方、実務に携わる方の座右の書として最適。
目次
序論
イオン化とイオンの解離をつかさどる原理
同位体組成と精密質量
装置論
電子イオン(EI)の実際的側面
有機イオンのフラグメンテーションとEIマススペクトルの解釈
化学イオン化(CI)
電界イオン化(FI)と電界脱離(FD)
タンデム質量分析
高速原子衝撃(FAB)
マトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)
エレクトロスプレーイオン化(ESI)
アンビエント脱離イオン化
ハイフネーテッド技術
無機質量分析
付録