内容説明
豊富な実務経験に基づいて、特許訴訟に関する基本的な手続や実践的な対応策・戦略に至るまで、ポイントを押さえわかりやすく解説!
目次
第1章 グローバル企業にとっての知財活用とマネジメント
第2章 グローバル企業にとってリスク管理上不可欠な輸出管理制度
第3章 グローバル企業の知的財産デュー・デリジェンスの実務と留意点
第4章 グローバル企業が心得ておくべき米国法システムと特許裁判の基本
第5章 さあ!どうする!米国特許訴訟の初動対応
第6章 特許付与後異議申立(IPRとPGR)による攻撃的防御
第7章 訴訟開始後の対応
第8章 証拠開示(ディスカバリー:Discovery)
第9章 あなたの会社も狙われている!「パテント・トロール」って、いったい何者?
第10章 陪審裁判で勝ち抜くためには
第11章 知財訴訟における法的救済措置
著者等紹介
岸本芳也[キシモトヨシナリ]
シュグルー・マイアン外国法事務弁護士事務所・代表パートナー。外国法事務弁護士、ニューヨーク州弁護士、コロンビア特別区弁護士、連邦巡回控訴裁判所(CAFC)弁護士、日本国弁理士、米国弁理士、元通商産業省(現経済産業省)特許庁審査官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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NAGISAN
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岸本弁護士著の初級書に引き続いて読書。「はじめに」で、「ダイバーシティ&インクルージョン」が世界標準となっているが、日本人が苦手と記述されている。本書は、現在時点の知財を中心に、とりわけ米国特有の特許裁判の実際の詳細を紹介されており、国内の実務者には有用な書物である。なお、輸出管理については手薄である。「はじめに」での著者の視点からの具体的な記述はないが、知財セクションではない、海外との取引(モノ及び無体財産権)や国内外の経済安全保障法制の動向をウオッチしている実務者は心に留めておくべき事項である。2023/04/04
Go Extreme
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