内容説明
『プリンキピア』、『種の起原』、『二重らせん』…一度は聞いたことのある科学の名著たち。これらの名著は、科学者の業績として紹介されていることも多い。しかし、作中でどのように研究を記したかまでは、案外知られていない。本書では、科学の転換点である一六世紀から、現代へつながる科学史において、重要な名著の内容と書かれた時代背景、刊行後どのような影響を与えたのかを解説。内容とともに、華々しい科学の歴史とその裏にある、科学者たちの人間らしい一面ものぞく、科学の名著の世界を紹介する。
目次
1章 宇宙と光と革命の始まり(一六~一七世紀)(バターフィールド『近代科学の誕生』一九四九年;コペルニクス『天球の回転について』一五四三年 ほか)
2章 プリズムと電気と技術の発展(一八世紀)(ニュートン『光学』一七〇四年;ヴォルテール『哲学書簡』一七三四年 ほか)
3章 神と悪魔とエネルギー(一九世紀)(ラプラス『確率についての哲学的試論』一八一四年;デュ・ボア・レーモン「自然認識の限界について」一八七二年 ほか)
4章 ミクロと時空と宇宙論(二〇世紀前半)(セグレ『X線からクォークまで』一九八〇年;アインシュタイン「運動物体の電気力学について」一九〇五年 ほか)
5章 遺伝子と古生物学と人類の進化(二〇世紀後半)(ワトソン『二重らせん』一九六八年;セイヤー『ロザリンド・フランクリンとDNA』一九七五年 ほか)
著者等紹介
小山慶太[コヤマケイタ]
1948年生まれ。1971年早稲田大学理工学部卒業。現在、早稲田大学名誉教授。理学博士。科学史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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