Lange Textbookシリーズ
ジュンケイラ組織学 (第5版(原書14)

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  • サイズ B5判/ページ数 612p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784621303399
  • NDC分類 491.11
  • Cコード C3047

出版社内容情報

顕微鏡写真や図に最近の細胞生物学・分子生物学の知見を取り入れ記述を更新。「臨床応用」では関連する臨床領域のトピックも学べる。世界で高評価を得ている組織学テキストの決定版

40年以上にわたり、本書は、医学生が最初に手にする組織学教科書として世界的な評価を受けてきました。この第5版(原書14版)では、何百枚ものカラーイラストを用い、組織学を理解するための包括的で新しいアプローチを提供します。まず細胞質と細胞核に焦点を当て、器官を作る4つの基本組織を扱い、人体の各器官系へと進みます。細胞生物学、分子生物学、生理学とも関連づけて記述され、医学生にとって必要かつ十分な知識が身につきます。



■ New! 各章末に「まとめ問題」が加わり、知識の確認問題や症例に関する問題を通して理解度をセルフチェックできる

■ 顕微鏡写真が多数アップデートされ、イラストと合わせて構造の理解が進む

■ 写真と図の説明文が詳しく、本文に戻らずとも重要なポイントを確認できる

■ 随所に「臨床応用」コラムがあり、組織学の基礎を臨床領域に結びつけて学べる

・ 1章  組織学とその研究方法
  (研究のための組織の処理/光学顕微鏡/電子顕微鏡/オートラジオグラフィー/組織・細胞培養/酵素組織化学/特定の分子の可視化/組織切片の構造の解釈)
・ 2章  細胞質
  (細胞分化/細胞膜/細胞小器官/細胞骨格/細胞質封入体)
・ 3章  細胞核
  (核の構成要素/細胞周期/有糸分裂/幹細胞と組織再生/減数分裂/アポトーシス)
・ 4章  上皮組織
  (上皮細胞の形態的特徴/細胞頂上面の特殊化/上皮の種類/上皮を介した輸送/上皮細胞の再生)
・ 5章  結合組織
  (結合組織の細胞/線維/基質/結合組織の種類)
・ 6章  脂肪組織
  (白色脂肪組織/褐色脂肪組織)
・ 7章  軟 骨
  (硝子軟骨/弾性軟骨/線維軟骨/軟骨形成,成長,修復)
・ 8章  骨
  (骨の細胞/骨基質/骨膜と骨内膜/骨の種類/骨形成/骨の改造と修復/骨組織の代謝の役割/関節)
・ 9章  神経組織と神経系
  (神経組織の発生/神経細胞(ニューロン)/グリア細胞と神経活動/中枢神経系/末梢神経系/神経可塑性と再生)
・10章 筋組織
  (骨格筋/心筋/平滑筋/筋組織の再生)
・11章 循環系
  (心臓/血管壁の組織/血管系/リンパ管系)
・12章 血 液
  (血漿の組成/血球)
・13章 造 血
  (幹細胞,造血促進因子,血球分化/骨髄/赤血球の成熟(赤血球生成)/顆粒球の成熟(顆粒球生成)/無顆粒球の成熟/血小板の起源)
・14章 免疫系とリンパ器官
  (自然免疫と獲得免疫/サイトカイン/抗原と抗体/抗原の提示/獲得免疫系の細胞/胸腺/粘膜関連リンパ組織(MALT)/リンパ節/脾臓)
・15章 消化管
  (消化管の一般的な構造/口腔/食道/胃/小腸/大腸)
・16章 消化管の付属器官
  (唾液腺/膵臓/肝臓/胆路と胆嚢)
・17章 呼吸器系
  (鼻腔/咽頭/喉頭/気管/気管支樹と肺/肺の脈管と神経/胸膜/呼吸運動)
・18章 皮 膚
  (表皮/真皮/皮下組織/感覚受容器/毛/爪/皮膚の分泌腺/皮膚の修復)
・19章 泌尿器系
  (腎臓/血液循環/腎機能:濾過,分泌および再吸収/尿管,膀胱および尿道)
・20章 内分泌腺
  (下垂体/副腎/膵島(ランゲルハンス島)/散在性神経内分泌系/甲状腺/副甲状腺/松果体)
・21章 男性生殖器系
  (精巣/精巣内の生殖管/精路系/付属生殖腺/陰茎)
・22章 女性生殖器系
  (卵巣/卵管/受精の要点/子宮/着床,脱落膜,胎盤/子宮頸/腟/外生殖器/乳腺)
・23章 眼と耳:特殊感覚器
  (眼:光受容器系/耳:平衡聴覚器系)
・付録:光学顕微鏡染色法

Anthony L. Mescher[アンソニーエルメスチャー]
原著

坂井 建雄[サカイタツオ]
監修/翻訳

川上 速人[カワカミハヤト]
監修/翻訳

内容説明

40年以上にわたり、「ジュンケイラ組織学」は、医学生が最初に手にする組織学の教科書として世界的な評価を受けてきました。人体の細胞機能と組織構造を説明する教材として、最先端の内容と写真を備えた本書にかなうものはありません。この第5版(原書14版)では、何百枚ものカラーイラストを駆使し、組織学を理解するための最も包括的で新しいアプローチを提供します。まず細胞質と細胞核に焦点を当て、器官を作る4つの基本組織を扱い、人体の各器官系へと進みます。「ジュンケイラ組織学」は、ほとんどのページにカラーの顕微鏡写真を添えて、人体の組織と器官の完全な図譜を作り上げています。精細な顕微鏡写真では、人体のあらゆる組織と器官の特徴を浮き彫りにし、カラーイラストでは、本文を容易に理解できるよう必要な内容を適切に示しています。

目次

組織学とその研究方法
細胞質
細胞核
上皮組織
結合組織
脂肪組織
軟骨

神経組織と神経系
筋組織〔ほか〕

著者等紹介

坂井建雄[サカイタツオ]
1953年大阪府生まれ。1978年東京大学医学部卒業。1984~86年ハイデルベルク大学研究員、1986年東京大学医学部助教授を経て、1990年より順天堂大学医学部教授。医学博士。研究領域は、腎・血管系の微細構造と細胞生物学、医学史、人体解剖と献体の啓発に力を注いでいる。日本解剖学会では、編集委員長、用語委員長を歴任。日本医史学会理事長、篤志解剖全国連合会常任幹事などを務める

川上速人[カワカミハヤト]
1954年鳥取県生まれ。1976年東京大学理学部動物学科卒業。1981年東京大学大学院理学系研究科修了。1981年杏林大学医学部助手。2000年より杏林大学医学部解剖学教室教授。理学博士、医学博士。研究領域は、複合糖質の組織細胞化学、細胞生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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