出版社内容情報
「物わかりの悪い人」を読者対象として、初学者が抱く量子力学の基礎的な疑問に改めて向き合い、その理解を図る。量子力学を使い続けていると、学び始めたころ不思議と感じたことにいつしか慣れてしまう。初等的な疑問は決して解決したわけではないが、つじつまが合っているからと気にしなくなる。
本書は「物わかりの悪い人」を読者対象として、この基礎的な疑問に改めて向き合い、その理解を図る。純然たる哲学でも単なる計算技術でもなく、両側面を合わせもつ体系としての量子力学を身につけ、細部まで熟知して使いこなせるようになることを目指す。
初等的な数学(主に微積分)と物理(主にニュートン力学)だけを前提とし,数学的道具は,必要になった段階で,それまでに培った知識などを総動員して手作りしつつ話を進める.
講義を受けているかのように,疑問点や思考過程を追いながら,量子力学を発見的に再構成できる.
歴史的経緯ではなく、量子力学を学ぶ人が疑問に思うことを解明しながら進み、かゆいところに手が届く解説で深い理解を促す.
第9 章 不確定性関係
第10 章 演算子と交換関係
第11 章 古典力学との形式的対応
第12 章 エネルギー確率密度:予備的考察
第13 章 緩坂と踏段
第14 章 窪と丘
第15 章 調和振動子
高木 伸[タカギシン]
著・文・その他
内容説明
量子力学を使い続けていると、学び始めたころ不思議と感じたことに、いつしか慣れてしまう。当初の疑問は、決して解決したわけではないが、つじつまが合っているからと気にしなくなる。本書は「物わかりの悪い人」を読者対象として、この基本的で本質的な疑問に改めて向き合い、その理解を図る。純然たる哲学としてでも単なる計算技術としてでもなく、両側面を合わせもつ体系としての量子力学を身につけ、細部まで熟知して使いこなせるようになることを目指す。初等的な数学(主に微積分)と物理(主にニュートン力学)だけを前提とし、数学的道具は、必要になった段階で、それまでに培った知識などを総動員して手作りしつつ話を進める。講義を受けているかのように、疑問点や思考過程を追いながら、量子力学を発見的に再構成することができる。
目次
第9章 不確定性関係
第10章 演算子と交換関係
第11章 古典力学との形式的対応
第12章 エネルギー確率密度:予備的考察
第13章 緩坂と踏段
第14章 窪と丘
第15章 調和振動子
著者等紹介
高木伸[タカギシン]
1974年東京大学大学院修了。理学博士。研究分野:理論物理学。主な職歴:サセックス大学数物科学科研究員、北欧理論原子物理学研究所(NORDITA)客員、東北大学理学部助教授、富士常葉大学環境防災学部教授、ダブリン大学芸術学部数理物理学科客員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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