広島修道大学学術選書<br> 青木周蔵―渡独前の修学歴

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広島修道大学学術選書
青木周蔵―渡独前の修学歴

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  • サイズ A5判/ページ数 299p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621303030
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3037

出版社内容情報

青木周蔵が、寺子屋時代の読み書き、漢学、蘭学と修学を深め、どのような学習をして自己形成をしてきたかその学習の過程を追う一冊。青木周蔵(1844-1914)は、明治期の外交史・政治史の分野における重要人物として研究対象に掲げられてきた。本書は医者の後継者として生まれた周蔵が、青少年期にどのような学習をして自己形成をしてきたか、その修学履歴に着目する。周蔵の修学過程は四期に区分される。第一期は、寺子屋に通って読み書きを習う段階。第二期は、漢方医書を読むために漢学を学ぶ時期。第三期は、萩城下における蘭学の修業時代。第四期は、長崎での修学の時期である。周蔵は長崎遊学中に留学国としてドイツを選択し、ベルリン大学に学籍登録した最初の日本人留学生のひとりである。近代国家ドイツでの修学の基盤は、渡航する前の修学によって形成されたのであった。本書はこうした観点から、周蔵の渡独前の修学過程をあとづける。青木周蔵研究において、これまで未開拓であった一次史料を使用し、青木周蔵自伝に見られる虚構と空隙を補うために不可欠な研究資料である。

森川 潤[モリカワジュン]
著・文・その他

目次

第1章 読み書きの学習時代(地下医三浦玄仲;寺子屋 ほか)
第2章 漢学の修業時代(郷学菁莪堂;中津誠求堂 ほか)
第3章 蘭学の修業時代(能美隆庵の学僕;好生堂医生 ほか)
第4章 長崎時代(野稿一章;修学 ほか)
補章 長崎のドイツ医学(原典主義と翻訳主義;オランダ人教師 ほか)

著者等紹介

森川潤[モリカワジュン]
1949年雲州松江生、広島大学文学部卒。ミュンヘン大学留学(ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生)、広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。広島修道大学人文学部教授、日独教育文化交渉史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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