ゆらぎと相転移

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ゆらぎと相転移

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  • サイズ A5判/ページ数 172p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621302965
  • NDC分類 428
  • Cコード C3042

出版社内容情報

連載記事「相転移ことはじめ」の単行本化。物理学やその周辺の科学において普遍的で重要な概念「相転移」を平易に解説する。

内容説明

2016年4月号から2017年3月号までのパリティ誌人気連載講座「相転移ことはじめ」の待望の単行本化。物理学やその周辺の科学において普遍的で重要な概念「相転移」を、「ゆらぎ」に注目しながら平易に解説します。おもに磁性体を例にとり、ゆらぎと相転移の初等的なところから、コスタリッツーサウレス相転移や量子相転移などの話題まで、相転移のいろいろな側面を紹介します。相転移とは何なのか、どのようにおもしろい現象が現れるのか。ミクロな立場から相転移のしくみや多様性を多面的にみつめることで追究します。

目次

相転移とは何か
ミクロなパラメータ変化によるマクロな特異的変化
相転移のミクロなしくみと統計力学
イジング模型
平均場近似
臨界現象とスケーリング則
くりこみ群
臨界現象のユニバーサリティクラス
多様な相転移1:コスタリッツ‐サウレス相転移
多様な相転移2:フラストレーション系〔ほか〕

著者等紹介

宮下精二[ミヤシタセイジ]
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。理学博士(1981年東京大学)。京都大学大学院人間環境学研究科、大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻、東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻を経て、2005年より現職。おもな研究分野は物性基礎論・統計力学・磁性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kou

1
本書の前半では、統計力学の導入に始まりイジング模型、平均場近似、くりこみ群について駆け足で説明されているが、これらは本書を読んで理解するというよりも、理解できている読者が軽くおさらいする程度の書かれ方である。 後半が本書の主題であり様々なモデルを舞台に多様な相転移を扱っている。 参考文献の論文も90年代以降のものが多く、物理専攻の大学院生〜でないと厳しい内容だと思う。(自分もほとんど理解できなかった)式の導出についても省略されていたり、誤植があったりするので、自式展開をトレースするのも容易ではない。2021/10/15

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