内容説明
実験を安全に行うための守るべきルールや実験ノートのとり方といった基本的なことから、サンプルの作り方、日頃何気なく行っている操作がなぜ必要なのか、どのようなときに実験は失敗するのか、といった実際の実験に直結する知識やテクニックまで、研究生活に必須なノウハウをコンパクトにわかりやすく解説。第3版では時代の変化にあわせて、インターネット上での検索やデータの適切な利用について新たに書き加えた。またIRやNMRについてもチャートの解釈のポイントなど、より実践的な内容を丁寧に説明した。研究室に配属されたばかりの学生はもちろん、こんなこと、いまさら、聞くに聞けなくて困っている先輩学生もたよりにできる、学生から若手研究者まで、支えとなる一冊である。
目次
月並みだけど「安全第一」
実験ノートは君の友
「データ」マイニング
すり合わせガラス器具
ミクロスケール実験装置の共通すり合わせ
その他の楽しいガラス器具
ピペットの「キモ」
注射器と針、それにセプタム
器具洗いと乾燥
乾燥剤〔ほか〕
著者等紹介
上村明男[カミムラアキオ]
1959年京都市生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。理学博士。山口大学教養部・英国インペリアルカレッジ化学科・山口大学工学部・山口大学大学院医学系研究科を経て、2016年より山口大学大学院創成科学研究科化学系専攻教授。専攻は有機合成化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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