内容説明
歴史上には、世界観や考え方、学問の方向性をかえた実験があります。本書では、電磁気学と光学に関する重要な実験にスポットを当て、その独創的なアイディアとともに、それらがどのような動機で遂行され、何が重要で、その後の歴史にどう影響したかを、わかりやすく解説します。多くの図から、昔の実験も具体的に把握でき、現代物理学発展の契機がわかります。
目次
クーロンの法則
ファラデーの実験
ヘルツの実験
光の速さ
レーザーによる光速度測定とメートルの定義
マイケルソン‐モーレーの実験
現代版マイケルソン‐モーレーの実験
メーザーの実験
メーザーからレーザーへ
レーザーの発明
トランジスターの発明
著者等紹介
霜田光一[シモダコウイチ]
東京大学名誉教授。理化学研究所名誉研究員。理学博士。1943年東京帝国大学卒業後、東京大学教授、理化学研究所主任研究員、慶應義塾大学教授などを歴任。2008年文化功労者。2010年日本学士院会員。おもな研究分野は量子エレクトロニクス、レーザー分光学、物理教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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