内容説明
ロボット工学を医学や看護に生かす医工連携の取り組みが盛んである。生理学、工学、および神経科学からのアプローチを統合するうえで、運動制御の本質を理解することが求められている。本書は、神経制御システムと機械的制御システムの適応の両方の視点から、人の運動制御の取り扱い方を解説する。長年の研究と講義をもとに広い学問領域の知見がまとめられた、ロボット工学にかかわるすべての研究者に最適な一冊。
目次
1章 序論および主要概念
2章 運動の神経制御
3章 筋肉の力学と制御
4章 単関節の神経力学
5章 多関節多筋肉の運動学とインピーダンス
6章 多関節動力学と運動制御
7章 運動の学習と記憶
8章 不安定・予測不可能な状況下の運動学習
9章 運動計画とオンライン制御
10章 感覚フィードバックの統合と制御
11章 神経リハビリテーションとロボット工学への適用
著者等紹介
バーデット,エティエンヌ[バーデット,エティエンヌ] [Burdet,Etienne]
インペリアル・カレッジ・ロンドン生物工学部教授(ヒューマンロボティクス専門)
フランクリン,デイビッド・W.[フランクリン,デイビッドW.] [Franklin,David W.]
ケンブリッジ大学工学部研究員(ウェルカム・トラスト・フェロー)
ミルナー,テオドール・E.[ミルナー,テオドールE.] [Milner,Theodore E.]
マギル大学身体運動学・身体教育学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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