内容説明
本書では、社会的な、ソフトな意味をも含めた広い意味でのアジアの都市づくりに関わる人々のために都市が成り立つ仕組みを解説する。また急成長し、姿を変貌させつつあるアジア、とりわけ新興国の諸都市が抱えている課題への対処策も考察し、国際協力のあり方について論じている。インフラの整備、輸出だけではなく、NGOによる都市貧困層や災害復興への対応、環境保全のための技術移転など、多岐にわたって都市づくりに関わりたいと考えている人のための必携の書籍。
目次
都市の成長
経済成長と都市整備
都市計画
都市のガバナンスと制度
市民社会とNGO
都市形成史
都市環境
都市と交通
都市貧困層の居住形成と政策・支援
都市と防災
都市開発とファイナンス
国際協力
著者等紹介
松行美帆子[マツユキミホコ]
横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。東京大学都市持続再生研究センター特任助教、都市工学専攻特任准教授などを経て現職。専門分野は、都市計画、とくに開発途上国の都市計画、都市計画への環境配慮
志摩憲寿[シマノリヒサ]
東洋大学国際地域学部准教授。東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。東京大学都市持続再生研究センター特任講師などを経て2014年より現職。国連ハビタット、アジア開発銀行でのコンサルタント、国連大学でリサーチフェローなども兼任。専門分野は都市計画・まちづくり。近年は東南アジアに加えサブサハラアフリカも研究対象としている
城所哲夫[キドコロテツオ]
東京大学大学院工学系研究科准教授。東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)。国連ESCAP、国連UNCRD、チュラロンコン大学客員講師を経て現職。国連大学高等研究所客員教授。ほかに、世界銀行・アジア開発銀行コンサルタント、OECD専門家等。専門分野は、都市・地域計画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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