内容説明
物理学を学ぶうえで、数学的手法の習得は避けて通れない。厳密さにも配慮しつつ物理学の実際の場面において使えるようになることに主眼をおき、他の本を参照しなくても理解できるよう、ていねいに解説。振動現象や量子力学、電磁気学など物理学の理解に重要な、複素数と複素関数について、さらにベクトル解析について、その有用性とともに、奥深い世界の初歩を学ぶ。
目次
1 複素数
2 複素関数
3 初等関数
4 積分
5 級数
6 留数と極
7 等角写像と境界値問題
8 解析接続とリーマン面
9 ベクトル解析
著者等紹介
古賀昌久[コガアキヒサ]
2001年大阪大学大学院工学研究科応用物理学専攻博士課程修了。博士(工学)。大阪大学大学院工学研究科応用物理学専攻助手、京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻助教、スイス連邦工科大学客員研究員を経て、2009年より東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻准教授。おもな研究分野は、物性理論(強相関電子系、冷却原子系、量子スピン系など)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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