内容説明
わずか36ページの中に、江戸およびその近郊に産する農作物、薬草類、名木類、虫類、鳥や獣など約940項目が克明に記録された『武江産物志』。この小冊子から、100万人が暮らした江戸という都市と周辺の自然や、その自然と人々の生活との関わりを振り返る。東京の自然と生活の「原風景」を探り、失われたものの回復をはかる試み。
目次
1 『武江産物志』全
2 『武江産物志』を読む(江戸の野菜や果物;きのこ;江戸で見られた薬草木類;花見;江戸の名木;虫類など;江戸湾の魚;川の魚;貝類;水鳥たち;山鳥たち;動物たち)
3 解題
著者等紹介
野村圭佑[ノムラケイスケ]
1942年東京生まれ。早稲田大学第一法学部卒業。自然が回復した工場跡地を利用したトンボ公園の実現のために活動。荒川・隅田川の自然回復にも取り組む。1989年度毎日新聞郷土提言賞論文コンクールで「回復した自然を生かし、東京の下町にトンボ公園・自然体験園の建設を」が、東京都最優秀賞。1993年度も「自然と治水の調和した隅田川へ」が東京都最優秀賞に選ばれる。おもな著書に『下町によみがえったトンボの楽園』(大日本図書、1998年度産経児童出版文化賞推薦)、『まわってめぐってみんなの荒川』(あらかわ学会・どうぶつ社、2000年度産経児童出版文化賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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