内容説明
メタマテリアル―通常と異なる特性をもつ複合媒質が、新しい時代を開こうとしている。超解像度写真や透明マントなど、フィクションの中にあった概念を現実のものとし、さまざまな波長領域で新しい材料機能の発現が期待されている。負の屈折率、負の誘電率、負の透磁率などメタマテリアル特有の現象やその応用、さらに、フォトニック結晶より微細な構造や、損失をもつために避けられてきた金属材料の導入、ナノスケールの微細加工技術による進展など、最先端の動向について、第一線の研究者が解説する。
目次
第1章 線形と非線形メタマテリアル、および変換光学
第2章 光メタマテリアルの作製
第3章 マイクロ波メタマテリアル:特性と応用
第4章 誘電体メタマテリアル
第5章 光利得をもつメタマテリアル
第6章 異方性および双曲線分散型メタマテリアル
第7章 メタマテリアルにおける放射減衰の制御
第8章 双異方性とキラル型メタマテリアル
第9章 電磁メタマテリアルの空間分散と有効媒質パラメータ
著者等紹介
木村達也[キムラタツヤ]
東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。光ファイバ伝送方式、光デバイスを研究。NTT基礎研究所所長、NEC支配人(研究開発)、NTT‐ATシニアアドバイザを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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