内容説明
「あるサッカーチームが勝つ確率は?」「さいころを1回振って3の目が出る確率は?」上の二つのように、一言で確率といっても、考え方に違いがありそうな気がしませんか?中学・高校のころに勉強する“確率”では、何度も実験を繰り返して物事の起こりやすさを対象とする場合がほとんどですが、日常生活ではそのような実験ができないこともあります。私たちは、起こるか起こらないか不確かさを伴う中で、物事を決断しなければならない場合があり、確率とはそのような場合で真に役立つものなのです。本書は、そもそもの確率の考え方やその起源からはじめ、確率に関する陥りがちな誤解や多分野にわたる応用例をわかりやすく解説します。
目次
第1章 確率論の基本
第2章 確率の計算
第3章 確率論の小史
第4章 確率を伴う実験
第5章 確率を理解する
第6章 ゲームと確率
第7章 科学、医学、オペレーションズ・リサーチにおける応用
第8章 その他の応用
第9章 直観に反する帰結とジレンマ
著者等紹介
ヘイグ,ジョン[ヘイグ,ジョン] [Haigh,John]
サセックス大学上級講師。専門は応用確率論。特にゲームやギャンブルの最適戦略など、日常生活における確率論の応用について研究している
木村邦博[キムラクニヒロ]
東北大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。専門は行動科学。数理モデルと統計的データ解析を用いて、社会的態度・意思決定の研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケニオミ
DK-2084
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