内容説明
本書ではキャリアコンサルティング実務家である教員が理系大学生にむけ、就職にあたって理系がもつ強みを紹介。今までの進路選択(=進学・受験)の進め方とは異なる観点から、どのように戦略を構築して就職に挑むかまでを事例をふまえ解説。就職を支援する側、受け入れる企業側の両方の視点から、就職活動への準備と自己アピール方法を提案する。
目次
1 現状把握編「理系の就職とは」(文系との違い;なぜ就職が大変なのか;理系就職の現状)
2 戦略構築編「敵と己を知る」(自分を知る;理系キャリアとは;エントリーに向けて ほか)
3 就職活動実践編「戦略的就活の展開」(活動計画;理系就職の流れ;選考中、企業では何が起こっているか ほか)
著者等紹介
増沢隆太[マスザワリュウタ]
東京工業大学特任教授。組織コンサルタント(RMロンドンパートナーズ代表)。東京工業大学大学院博士課程リーディングプログラム全学キャリア教育・キャリア支援組織コーディネーター。大学院キャリア科目「コミュニケーション戦略論」「キャリアデベロップメント演習」等、多数の正規講義を担当。東京工業大学以外でも、理系文系を問わず講義や特別講座、公開講座を受け持つ。就活やキャリア、人事政策に関するコラムも多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なめこの王様
1
就活の基本的な内容や考え方を知ることができた。企業の視点で自分の良さを考えたり、目標を達成させるために必要な戦略を立てるなど、就活を始める第一歩となる考え方がわかったと思う。これを基に自分の長所や企業にとってどんな役に立てそうか、仕事で何をしたいかを考えていきたい。2025/04/18
牛タン
1
内容:理系に特化した就活本。自分が何がやりたいかより、企業がなにを求めているかを考えるべし。企業にとって人事もビジネス。文系がよくやるサークル、海外経験、ビジネス体験などのエピソードより、文系には絶対にできない理系ならではの研究のエピソードの方が強い。エピソードはwhat(何をしたか)よりhow&why(思考パターン)を伝えるもの。数理センスは強み。行動しながら目標を軌道修正していく。初任給より将来の給与(その会社で昇進できるか)の方が大事。生半可な知識を面接で披露しても効果的でない。第1~3志望群を設定2017/01/22
サンドイッチ
1
理系のための就活戦略を描いた数少ない本。2016/03/15