出版社内容情報
どうぶつ社書籍の復刊。謎に包まれた不思議なキノコの正体とは?屋久島の調査を中心に、日本の冬虫夏草の生態を紹介。
内容説明
虫に取りつき、虫を殺し、虫から生える怪しいキノコ―。古来、中国では漢方薬として用いられ、万病に効くとされる不思議なキノコ―。暗い林の日陰を好み、ひっそり生きる謎のキノコ―。さて、冬虫夏草とは何者か???鹿児島県屋久島の調査を中心に、日本の冬虫夏草約50種を紹介。謎につつまれた不思議なキノコの正体を徹底究明。
目次
1 冬虫夏草を食べてみた
2 表の顔と裏の顔
3 普通のものと珍しいもの
4 高い所と低い所
5 武者修行に行って来た
6 森の命の流れが見える
著者等紹介
盛口満[モリグチミツル]
1962年生まれ。千葉大学理学部生物学科卒業。自由の森学園中・高等学校教諭を経て、沖縄大学人文学部・こども文化学科准教授。日本冬虫夏草の会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
37
2013年刊。元本は2006年刊。冬虫夏草は虫に取りついて食い殺すキノコ。意外と東京でも公園や神社に生えている。地中に巣をつくるクモに宿るクモタケが多いらしい。お金にはならず、あくまで見つけて楽しむもの。本書のほとんどは、冬虫夏草が大好きな著者の探索話なのでちょっと細か過ぎる。好きな気持ちだけ一緒に味わった。変態的だけど、キノコの養分にされていく気分をつい夢想してしまう。誰しも何かに取りつかているとは思うけど。著者は自分を大きく見せようせず素敵だと思う。順位にこだわるサガは、差別の根っこだと近ごろ感じる。2024/09/27
やいっち
34
前野 浩太郎著の『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)を連想させる好著。研究者らが好きなテーマを追って、汗水たらし、時に危険をも顧みず、ひたすら研鑽する日々を描く。 冬虫夏草なんて、当初は気持ち悪いだけだったが(申し訳ない)、冬虫夏草好きな研究者も、専門家ではないが、マニア的な人々が互いに情報を交換し合っていたりする。そうは言っても、冬虫夏草好きはそう多いわけではなく、研究者やマニアは偏在していて、研究成果がも偏っているとか。2019/07/16
にがつ
7
後半の探索ページがちょっとつらかったけど、興味深く読んだ。キノコが胞子からどうやって育つかは、なかなかややこしかったけどすごく不思議だった。あとナナフシモドキとかなー。菌類のいろんなエピソードが出てきて、菌類すげえ…って純粋に思った。すげえっていうか、こわい。2014/03/23
(k・o・n)b
3
冬虫夏草の本、というより冬虫夏草マニアの本である(笑)もちろん前半の分類や生殖の話は勉強になったが。ギロチンや一級掘り士なんて言葉は人生でもう二度と聞かないだろう…。プロとして研究をしなくても、このようにアマチュアながら楽しく採取やら観察やらが出来るのは、とても素敵なことだと思う。自分もそんな趣味が欲しい。2016/01/22
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