内容説明
航空宇宙工学を初めて学ぶ大学生に向け、将来航空宇宙業界ですぐに役立つ知識に重点を置き編纂するテキストシリーズの1冊。私たちの日常ではまず実感することはないであろう空気の粘性から説き起こし、空気の粘性によって航空機が受ける影響とそのメカニズム、空気の粘性を踏まえた数理モデルについて詳しく解説する。
目次
第1章 航空機の性能と粘性流体力学(航空機の摩擦抵抗;航空機周りの流れにできる渦 ほか)
第2章 境界層流れ(境界層流れとその数学モデル;平板境界層方程式の解 ほか)
第3章 ナビエ・ストークス方程式(オイラーの方法と保存則;質量保存則 ほか)
第4章 乱流遷移と乱流(航空機の空力特性への影響;乱流とは ほか)